埼玉のチームの指導にお邪魔しました。
近くに道の駅があるので最近は早めに行って野菜を仕入れるのが定番になりました。
おかげで車がネギやニンニクのニオイで満たされます。
さて、急遽この土曜日に演奏が入ったとの事でその練習をメインに。
一曲目は「歓喜」。
演奏前の曲を見てもらうという事で緊張しているのでしょうか、曲名とは裏腹に笑顔が見られません。
掛け合いのところでテンポが落ちる点、最後に声を出す、等の改善点を告げ、もう一回。
そうするとかなり元気のいい勢いのある演奏になりました。
ソロ回しがまだ消化し切れず、ぎこちなさが残ります。
一人の男性は終始笑顔で、途中つまづいても笑顔で通しちゃったところに言及し、
内容よりもリズムに乗って音を楽しんでいる姿を見せる事が大事なことを伝えました。
そこでソロの練習をトッコトッコと跳ねるリズムで3周くらいやってみます。
するといつも硬い表情と動きの女性が、体を上下しながら笑顔で打つようになりました。
この点を褒め、とにかく皆で音を楽しむ事、複雑なフレーズは必要ないこと、
という事で、トッコトッコを刻みながら見本を打ってみました。
口で言うより見本を見せる、指導方法の実践です。
「どっこい」と言う曲は手の上げ方とかが統一されていないので、たとえ音が揃っていても
「音がばらけて見える」事を伝えました。
統一の仕方はチームにお任せで構わないので皆さんで話し合って決める事を伝えました。
最後に「山呼」をやりました。
立つタイミングは指導員会仕様とは違いますが、それはローカルルールなので御構い無しです。
山呼は打ち込みを見せる太鼓なので、打ち込むポイントをこれも実際にやってみます。
そのために音の質もそれぞれになってしまっています。
もう一点、ドコドコドンの16分のところ力んでいる人が多く、
音にキレがないように聞こえるので力まず軽く回す感覚で打つ事を伝えました。
これも見本打ちをしましたが、それで軽く打っているんですか?!と驚かれちゃいました。
まあ、音圧の強弱は別として、手を回して軽く打つ、事を念押ししました。
今回は課題の秩父屋台囃子はやりませんでしたが、8月からやる事にしてお開きに。
ネギの臭いの車に乗り込み、帰途に着きました。