高校の太鼓、只今進化発展中とお見受けします。
私が太鼓を始めた17年程前はいわゆる高校生らしい、
と称された元気のいい集団太鼓というのが一般的だったような。
そのうちプロの指導者が入って来たりして、舞台音楽の道を歩み始めたように思います。
単なる音圧だけの世界から、観ても聴いても楽しめる、構成を伴った舞台芸術へ。
全員で同じ曲を一斉に打つスタイルから、楽器や曲調を多層的に組み立てるスタイルへ。
高校の太鼓は在籍3年という限られた時間ゆえにかなり密度の濃いものになるのではと。
じっくり醸成する時間が短い分、かなり大胆な実験も可能になるのではと思います。
そんなことから全国大会に出場しているレベルの高校の太鼓は日々進化しているように思います。
観客を飽きさせない構成、練習量がわかる緻密な演奏、圧倒的なパワー、
どれをとっても満足度の高い太鼓を披露してくれています。
高校の太鼓を見るにつけ、日本を代表する「太鼓」を担ってくれて行くような気がします。