イソップ寓話 卑怯なコウモリより
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昔々、鳥族と獣族が争っていたときの事、
コウモリは鳥族が優勢になると自分は空を飛ぶ鳥の仲間だと言って鳥族に味方をしました。
獣族が優勢になるとみるや、今度は自分は獣の仲間だと言って獣族に味方をしました。
そうこうしているうちに鳥族と獣族が和解をし、双方平和に暮らすようになりました。
鳥族、獣族にその都度いい顔をしていたコウモリは皆に合わせる顔がありません。
それからというもの、コウモリは洞窟に隠れ住み、夕方になるとこっそり姿を現すようになったんだと。
一部の子孫は、ギインと名を変えて優勢な方に翻るというDNAはしっかり受け継いでいるそうな。
とっぺんぱらりん。
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鳥族、獣族、に類するのかどうか、コウモリのような勢力地図に敏感な族議員という種族も棲息しているようで。