豊臣秀吉が朝鮮に攻め入った頃の朝鮮王朝を描いた韓流時代劇で、
王室の磁器製作を司る女性職人が主人公。
親の敵と復習を誓う相手が実は実の父親だったという複雑なストーリー、
日本の侍も登場する時代絵巻です。
甲冑に身を固めた武士が下駄を履いていたり、その甲冑も鎌倉時代のもの、
また朝鮮では宮中でも帽子を着用するのが礼にかなっているので、
侍達は座敷でも兜を被っていたりします。
日本人が見れば突っ込みどころ満載なんですが、
決して手を抜かず作り込んであるのは好感が持てます。
時代的には、秀吉の茶の湯が登場し朝鮮の器が茶器として珍重された事もテーマになっています。
朝鮮の白磁ではなく、庶民の椀がわびさびの名器として政治にも利用された背景も描かれて。
最後に、当時、朝鮮の陶工夫婦が日本に渡り、唐津で焼き物の技術を伝えた史実があることが
紹介されました。
埼玉県でも高麗(こま)という地名があり、かつて半島からの渡来人が住み着いたところが
あったりします。
今では北の国ではなにかというとミサイルぶっぱなしたりしていますが、
そんなくだらない事に金使うなら文化交流した方がよっぽど楽しいと思いますがねえ。