HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:新人

本日の練習、新入会員がお一人参加。

二人のメンバーの陶芸のお仲間という女性の方ですが、

太鼓は初めてなのに眺めているとなかなかにスジがよろしい。

初心者にありがちな手のガニ股打ちはしていないし、

重力を使って音を出すという事も自然にやってのけておりました。

意欲も十分にあり、これからがとっても楽しみです。


さて、今回は新人もいるため基礎打ちを原点に帰ってやってみました。

立ち位置、姿勢、そして皆に伝えたのはバチを垂直に保つ打ち方。

正面から見ているとバチが後方にそっていても真っすぐに見えますが、

斜めから見るとバチがそっているとバチの向きが不揃いに見えてしまいます。

バチが垂直に保たれていると、バチの高さや位置にかかわらず、揃っているように見える、

細かいフレーズを打つ時は勢いでバチが後方にそりますが、

ある程度の速さ迄はバチを垂直に保てます。

これを伝えた後は新人を除き、皆のバチがほぼ垂直を保つようになり

見栄えが120%向上しました。

これもこうしなくてはいけない、という事はなく、

私が今迄いろいろな演奏を観て来た結果出した結論、という事だけです。

バチ先が揃っていると不思議と音も揃って見え、観ている方は気持ちがよい、

という経験上のテクニックです。

その後、本日用のメニューとして考えた地打ちのタンタカを打ちながら

本曲の一部を打ち回して行く、というのをやってみました。

これは感謝という曲で、締めの打ち出しタンタカ×8の後に大太鼓が

ドーンドーンドーンドーンドンドンドンドンドンドンドンドンというフレーズで打つのですが

締めのテンポを無視する人がけっこういて、締めと大太鼓がずれちゃう、という現象が。

締めのテンポをきちんと引き受ける、という事ができていません。

大太鼓が自分のペースで勝手に打っちゃう、という太鼓以前の状態です。

これを是正するために基礎打ちで慣れてもらう、という意図で試してみました。

本来の意図をわかってもらえたようなので今後改善が見られると思います。

その後10月の深沢神社に向けての練習となりました。

私は当日公認指導員の三宅島合宿があり不参加、残りの人に頑張ってもらうしかありません。

最低6人いればなんとかなる演奏形態での練習になります。

それぞれ責任重大なので、ポジティブにならざるを得ずいいプレッシャーになるかも。

演奏が楽しめるレベルになってもらいたいと思います。