昔と比べるとお役所の対応もたいへん親切になったように思います。
日時の予約はしたものの、担当者の名前を確認していなかったため、到着してから担当部署の
捜索に若干手間取ったものの、しばらくして面談が可能となりました。
マンションの一部住民は8年前から反対運動を展開してきたようですが、お役所仕事は一旦決定が
下されるとそれを撤回するのは不可能に近い。
計画地の用地買収も8割方終わっている現在、後は条件交渉しか残されていません。
交渉に当たって、計画自体の全容を知らないと話にならないので、理事長として役所に伺った次第。
新しくできる道路付けの件、高低差、歩者分離の考え方、横断歩道や信号設置の計画等、
ヒヤリングの結果だいぶ明らかになりました。
一応2020年の東京オリンピック開催までには開通する予定のようです。
私が問題にしたのは緑道の件。
マンションの近辺には二つの緑道が整備されていますが、そこを歩いてみると幹線道路のところで
無惨に断ち切られているケースが殆ど。
自宅から駅に向かって行く緑道はその先桜で有名な目黒川に続いていますが、途中国道246号に
よって分断され、信号があるところまで大迂回をしないと散策を楽しめません。
また今回の計画道路はすでに途中までできていますが、緑道を横断しているところがあり、
そこも緑道はその道路によってぶっつり切られていて、無慈悲にもガードレールが続いています。
緑道の利用者はガードレールが途切れるところまで大迂回をし、
横断歩道もないところを横断せざるを得ません。
これって歩行者無視の車最優先、地域に住んでいる人の生活を反映した道作りではないなあと。
お役所は縦割りという事もあってそのあたりを総合的に考慮するというところが希薄なように思います。
国、都、区、警察、河川局また管轄内でも用地買収と建設は部署が違い、
これに予算が絡んで複雑怪奇な事は想像できますが住民の声は届いて欲しいと思います。
対応した担当官は問題の箇所を視察する、と話をしていたので前向きには検討してくれる印象は
持つ事ができました。
後は役所が詳細を決め込む前にこちらの要望を正式に伝えておく事をしなければなりません。
マンション内の意見も集約せねばならないし、これはこれでタイヘンですけど
お役所仕事はしないように気をつけねば・・・。