HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:基礎打ち指導

本日の練習、指導者がいないので基礎打ちの指導をやらせてもらいました。
 
今まではいろいろな人がその都度入れ替わり立ち代り基礎打ちの面倒を見てきましたが
 
残念ながら一貫性がなく、人によって内容も様々でした。
 
基礎打ちも一年間の段階的目標を持ち、それを皆でクリアして行くべきと思っているので
 
指導者に相談をしてその方法論を認めてもらいました。
 
自分なりに最終的に重要視しているのは打ち込みの姿勢を見せる事。
 
棒立ち手打ちの太鼓では観ている人に伝わるものは少ないと思っています。
 
 
今日は午前だけの練習のため基礎打ちも20分ほどに要約し、
 
打ち込む気持ちをそれぞれが表現しようとする事、
 
皆で音をつないで行く練習をしました。
 
基礎打ちのフレーズは太鼓協会の教習本から拝借、簡単なフレーズを覚える必要があるのでまずは
 
それを覚える事に集中してもらいました。
 
通常の基礎打ちでは音を出すカタチをとことん突き詰める練習をしますが、
 
回数や区切りを明確に意識してもらいたいため基本のフレーズを覚える練習方法にさせてもらっています。
 
まだまだ打ち込みのカタチに至るところまでは行きませんがあせらずゆっくりと。
 
次にやったのがクレッシェンドの練習。これが意外と曲者でクレッシェンドがなかなか表現できません。
 
練習ではできていても本番では打ちまくってしまう傾向のあるクレッシェンド。
 
最小の音から最大の音まで直線的に切り上がっていかなければならないのですが人によっては最後の方だけ
 
大きくなったり。
 
最後にこのクレッシェンドを一人ずつ順繰り回してもらう練習をしました。
 
音をつなぐためには自分が打っていなくても皆で同じテンポを刻んでいる事が大事で、自分の番に来たら
 
打とうと構えていると遅れたり早まったり。
 
一人ずつ打っているシーンでも全員で打っているつもりでチャレンジするようお願いしました。
 
一人ずつ打つと音がモロバレなのでテンポが崩れたり早まったりするのが打っている本人にもよくわかります。
 
全員で打っていると音が紛れてこれが発見できません。
 
打ち込む姿勢を見せる事、音の表現者であること、「演じて奏でる太鼓」になるように
 
基礎打ちを続けたいと思います。