今回郷土芸能部門東京代表になった都立深沢高校和太鼓部の16周年の演奏会に行ってまいりました。
深沢高校はTV番組でも紹介され、そのためもあってか部員も45名と大所帯になりました。
かつて東京代表に9回選出された実力の持ち主、全身全霊で打ち込む姿にはいつも感動させられます。
ゲストには同じく東京代表に選出された青梅総合高校。
深沢高校とは趣の違う太鼓を披露してくれました。
今回の東京代表選考会には足を運べなかったのですがきしくも1位2位の高校の太鼓演奏を観る事ができました。
深沢高校はひたむきに太鼓を打ち込む実に高校生らしい演奏、
決して舞台用に洗練されているとは言えませんが
野生馬のような、野武士のような迫力ある血の通った音を奏でます。
太鼓を目いっぱい打ち込む、というのは太鼓の原点でもありそれがないと魅力に欠ける演奏になりがち。
しかし、昨今の傾向として舞台での演奏が普通になり、舞台芸術の面が脚光を浴びるようになってきました。
音の構成、動き、衣装、等々太鼓本来の響き以外にショーとしての要素が加味されるようになりました。
今回の演奏会では東京代表に選ばれた曲も聴く事ができましたが、
従来の全員が力で押しまくるというスタイルではなく音の構成をきちんとした上でなおかつ迫力のある演奏、
という印象を受けました。
参加校のすべてを観たわけではありませんが1位に選ばれるのもさもありなん、という感じです。
いやあ、高校生の太鼓、さわやかでよいです。