今回の八丈の稽古は参加人数が少なかったです。
皆との稽古が始まる前、ゆっくりめのものと、早めのものの二種類のCD音源の下打ちが流されます。
各自自習を15~20分くらいやりつつ、フレーズやフォームの研究をします。
私はまずはしばらく下打ちをやることにしています。
ゆうきちのトントコトントコも長く打ち続けると両手が一緒に動いてしまったり、疲れて途中でダウンしたり。
下打ちの人は止まる事があってはならないのでとにかく打ち続けます。
下打ちもいろいろなニュアンスで打つ事ができるので、その研究もします。
どちらかというと機械的に一定に打つ、気持ち頭にアクセントを置く、最後にアクセントが来る、等々。
ゆうきちの下拍子、トントコはサントコやタンタカと同じリズムで、関東ではよく使われるフレーズのようです。
その意味でも重要な下拍子と言えるので、いろいろな表情で打てるよう調整します。
今回はしゃばたきの下拍子もCDでやりました。
タカタカタカタカとけっこう早いテンポで打ちます。
これにあわせて上拍子の練習をしてみました。
右手と左手の強弱でフレーズを作る事を試してみました。
伏せ打ちや正面打ち(大太鼓等)では必要な打ち方ですが、横打ちの太鼓には不向きなのか、
八丈太鼓ではこの打ち方はあまり見かけないかも知れません。
私見ですが八丈はそもそも動きのある太鼓であること、左右の打ち分けを均等にしにくい横打ちなので
あまり左右の音の落差を際立たせるという打ち方をしないのかも。
もしそうであるならば新しい感覚を持ち込めるかもしれないと思います。
これはちょっと研究してみようかと。
その前にまずはきちんとテンポをとる事を習得する必要がありますけれど・・・。