HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:異文化への憧れ

どこの世界にも異文化への憧れというものはあるようです。
 
江戸、明治にかけてそれは特に顕著だったようで、
 
東洋は西洋の合理性に憧れ、西洋は東洋の神秘性に憧れたように感じます。
 
 
先日、youtubeの中をあれこれ飛び回っていると、確か侍とかのジャンルでアメリカとおぼしき森の中で
 
日本の戦国時代の赤い鎧と甲冑に身を包んだ青い目の大男が刀を振り回している動画に出くわしました。
 
独学なのか定かではありませんがその動きはどうも居合のようです。
 
本人はいたって真剣で(その刀が真剣なのかは不明?)Ei!Yaaah!!の掛け声とともに刀を抜いたり収めたり。
 
どうも刀の向きが天地逆だったり細かいところはつっこみどころ満載なのですが、
 
西洋の人間が日本の侍に憧れるのはわかります。
 
でも胴長短足の日本人とはそもそも姿勢が違い、サマになっていないのは明白です。
 
これと逆なパターンが日本人がアメリカの西部劇に憧れるパターン。
 
今はそんなにはやってはいないようですが、ガンマンスタイルで
 
西部劇の主人公になりきっている人けっこういましたね。
 
実際は日本人はガンマンよりアメリカインディアン(ネイティブアメリカン)の方がお似合いで
 
いくら本人がその気になってがんばってもどこか馴染まない。
 
浴衣姿の白人女性とドレス姿の日本人女性、やっぱりどこかしっくり来ないと感じるのは私だけでしょうか。
 
ロンドンオリンピックの柔道で、柔道着姿が決まっているのはやはり日本人選手だなあと感じました。
 
そのかっこよさに外国人は憧れるのではないでしょうか。
 
憧れるのは大いにけっこうですが、サマになっているかいないかは別な問題ですね。
 
巷で流行っている(商売上流行らせようとしている?)ハロウィンの仮装の日本人は滑稽に見えてしまいます。
 
ここはソクラテスにならって、汝自身を知れ、でしょうか。