結界に 過去と現代 同居して
これはずいぶん昔に撮った写真です。
2000年5月5日の赤坂豊川稲荷。
恐らく今も同じ姿をとどめていると思われます。
ずらりと並んだ提灯の向こう側はあわただしい現代
こちら側は時間がとまったかのような神の領域。
東京には神社やお寺が意外に多く、
鎮守の森としての緑も残されています。
コンクリートジャングルと鎮守の森、
めまぐるしい経済活動と静寂な祈り、
現代と過去。
東京には稲荷社の数がとても多いそうです。
江戸の名物として、いろはのいの一番風に
伊勢屋 稲荷に 犬の糞
というのがありまして、これは
江戸廻りの伊勢の商人が多かった、
野良犬の天下でもあった(今と違い飼い犬でも糞の始末はしなかった)、という事らしいです。
こうして過去に巡り逢うのも稲荷の御利益か・・・・。
賽銭の 音で知れたり 銭の質