HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:ぶちあわせ太鼓

すわんどでお世話になっている柳川先生主催のワークショップの体験練習に参加してきました。
西荻窪のがざびぃというこじんまりとしたスタジオでそれは行われていました。
 
開催を知ったのは元チームメンバーからの連絡で、こういう情報はまことにありがたいですね。
 
練習はぶちあわせ太鼓、この曲はホームグラウンドの深沢高校でも定番で、
我々は和太鼓公開講座でとりあげられたものを習いました。
 
公開講座は毎年夏に述べ三日間行われる和太鼓の講習で高校和太鼓部の顧問の先生が教えてくれています。
我々がやっているぶちあわせは公開講座用に編曲されたもので激しい動きの部分はカットされた簡略バージョンです。
 
ぶちあわせ太鼓はもともと神奈川県三崎の漁師町に伝わる太鼓で、
これを現代風にアレンジして生まれ変わった曲ということで、
著作権もないため三宅や屋台囃子と並んで全国的に打たれている曲のひとつでしょう。
 
そのために各地でいろいろな構成があり、今回もどんなぶちあわせなのか興味深々で参加したという次第です。
 
エッセンスは同じでも振りや曲のニュアンスは微妙に違いましたが、よくよく検証してみると同じものが変化している事に気づきます。
 
それはあたかもことばが変化していく事に似ています。
オールライト→おーらい ドーントマインド→どんまい、のように。
 
以前にも書きましたがどの世界でも元祖や本家があり、太鼓の世界でもそうですが本家争いをしてもあまり意味がないこと。
ただし、地元に伝わる芸能は尊重されるべきで、このぶちあわせも三崎のぶちあわせ太鼓とは言わずに
単にぶちあわせ太鼓と呼ばれるのが普通です。
三崎のぶちあわせ太鼓はあくまでも三崎の固有の太鼓ということで。
 
三宅太鼓も単に三宅、秩父屋台囃子も単に屋台囃子というのが礼にかなっているといえるのかも知れません。
八丈太鼓も島太鼓と言っている人もいるようです。
 
いずれにしても源流や派生したものを知る事はとても重要で面白い事だと思います。
 
今回のぶちあわせは途中まで習いましたがまた足を運ぼうと思ってます。