HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

笛:耳から憶える

耳から憶える
 
私はどちらかというと曲を耳から憶える方です。
曲を繰り返し繰り返し聴いているうちに頭に入ってくる。
いつかは頭の中で音楽が奏でられるようになり、
それを体で表現してやるという方法です。
ゆえに楽譜は不要です。
楽譜を見せられても悲しい事に音のイメージが湧いてきません。
まずは曲を聞かせて欲しいわけであります。
 
盲目の天才ピアニストの辻井伸行氏はすべての曲を耳から憶えてしまうそうです。
こちらは天才ではありませんが、やっている事は同じなのかも。
もっとも彼が1~2回で覚えるところをこちらは100回以上聴かねばなりませんが・・・。
 
日本の伝統音楽は口伝が多いですね。
雅楽も楽譜はありますが、それだけで音楽を奏でるのは不可能に近いかも知れません。
近代雅楽の曲想は口唱歌によってイメージが伝えられます。
ややこしいのは口唱歌と楽譜が必ずしも一致していない部分がある事。
恐らく何百年と謡い継がれて行く中で変質したものと思われますが
おいそれと変更するわけにも行かないのが伝統の重みなのか・・・。
 
耳から憶える事は皆が自然にやっていること。
テレビから流れてくる、たのしい~なかま~が ぽぽぽぽ~ん、憶えちゃったでしょ。