演奏会のビデオを観ています。
なんかキレがありません。
自分では気を付けていたつもりですが、
各フレーズの最後に気が抜けちゃったりしてますねえ。
とんばね太鼓という動きのある曲、手の回しが小さく、ダイナミックさが足りんなあ。
腰も高いなあ、中途半端。
飛龍三段反しの大太鼓は大きく見える打ち方ができていてまあまあ。
しかし音が出ていない。
研究の余地ありです。
手の返し一つでも神経が行き届いていると見ていて気持ちがいいです。
これは人から言われてもわからない部分で、ビデオを観ながら自分で研究するしかありません。
音が出ている手の方は耳で聴きますが、音が出ていない方の手は目で音を聞きます。
どちらかと言うと音が出ていない手の方は上にあがっている時が多いですから
よく目立ちます。
この手の動きの表現ができているかできていないかで太鼓の表情が全然変わります。
師匠に天の太鼓をきちんと打て、と言われましたがまさにこの天の太鼓が打てているか
いないかで音が見えるか、聞こえない音がきちんと聞こえるか、の違いになります。
太鼓はただ打っても音はでますが、きちんと打たなければココロに響いてくれる音は出ません。
それには姿・形も重要な要素である事を自覚すべきでしょう。
熱心な新人さんがドラを打つのにあれやこれや聞いてきて、一生懸命自分なりに研究しておりました。
その結果見事に体で音を表現できるまでになりました。
もくもくと練習を積むのが一番の近道かも知れません。
これからもビデオ活用して目に見える音を出したいものであります。