HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

口:お茶と米粒

その昔、アルマイトの弁当箱を使っていた頃の話。
弁当を食べ終わるとやかんのお茶を弁当箱に注いで
弁当箱に張り付いている米粒をお茶と一緒にいただきました。
弁当箱は洗ったようにきれいになり、
お米も一粒残らずいただき、お茶も飲めるという、一石三丁のできあがり。
薄い弁当箱はお茶を入れると重心をとるのが難しかった。
 
先日、ご飯を食べ終わったお茶碗にお茶を注いだ時にそんな事を思い出しました。
お茶碗には米粒がいくつか残っており、お茶を注ぐと数粒の米粒が茶碗の底に沈みます。
そのまま口に運ぶと、お米の粒粒と、ちょっと甘いような味覚が口の中で感じられます。
当然お茶碗はきれいになります。
 
茶碗や弁当箱に張り付いた米粒、そのまま捨てると一生の内、どのくらいのお米を捨てる事になるのだろう。
 
一食10粒として×3食で30粒/日×365日で10950粒/年×60年で65万7000粒。
お茶碗一杯は3250粒くらいらしいので200杯ほど無駄にする勘定ですね。