佐渡にて設立され、ボストンマラソン走破の後そのまま舞台で太鼓を演奏した
伝説の和太鼓集団、鬼太鼓座。
今は静岡県富士市に本拠をおき世界的に活動している太鼓の草分け的存在。
聴衆約90人、演者8人。
50坪程度の濃密空間の特別ライブ。
8000人収容のライブを行う鬼太鼓座をほんとに間近で見れる
奇跡のようなライブでありました。
もちろんPA無しの生音。
最前列は太鼓に触れられる距離です。
それでも打ち手は容赦なく全身全霊の力を持って太鼓を打ち込みます。
笛手でもある松田氏は、鬼太鼓座の音は音楽ではなく暴力です、
と紹介していた意味がよくわかりました。
毎朝10kmのランニングを日課としている強靭な肉体から発せられる音。
凄まじい持続力。
大太鼓を打ち続け、そのまま屋台囃子に突入。
これは人間業とは思えません。
ボルトが1000メートルを全力疾走しているようなもんです。
太鼓ばかりではなく、けん玉を使ったパフォーマンスもあり
なかなか芸達者でもあります。
そして途中、ワークショップの講習生との共演!
もちろん私も参加させていただきました。
出来はともかく(!?)、あの鬼太鼓座と共演!は勲章モノであります。
笛や尺八も生音、やはり太鼓の音量には勝てませんがPAを通す変質した音とは一線を
画す素晴らしい音色にうっとりです。
嵐のようなライブが終わり、会場の出口では鬼太鼓座の皆さんが笛や太鼓で
送ってくれました。
めでたしめでたし。
ちなみに次回のワークショップは10/10ランニング付きとの事ですヨ。