最近忙しすぎて、笛の稽古もようしとりません。
余裕がない生活はあきませんなあ。
何とか一週間に一度の稽古の半分くらいは出られるくらいです。
笛の稽古で個人的に今一番気を使っているのが感情表現。
息の強弱や音のよどみ、入りや抜けの細かいところを細心の注意を持って吹く。
以前講習を受けた村山二郎さんが吹いた竹田の子守唄、高い音を静かにやさしく吹く、
そこに感情の起伏が表現されるというのを目の当たりにして、気を使うようになりました。
今習っているのは秋の曲、感秋楽という曲なんですが、いかに感情を盛り込みながら音が出せるかチャレンジしております。
はらはらと舞う紅葉を想像したり、夕陽に輝く湖面を思い浮かべたり、
気持ちを疑似体験の境地に持っていこうとがんばりますが、
そちらばかりに気をとられると指使いがおろそかになったり、なかなかうまく行きません。
曲が吹けるようになった次の段階は表現者として、何を表したいかをきちんと詰めていかねばならんように思ってます。