HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

慣れる

昨日は近くの世田谷公園で笛の練習をいたしました。
最近やっと本管に慣れてきて、何とかまともな音が出るようになりました。
笛の個性を掴むのにやはり一月は必要なようです。
笛を始めたばかりの時は音が出ないため、どうしても息を強く吹いてしまいがちですが、実は逆で、いかに緩い息で音が出るかにチャレンジ!
笛を吹くというよりは、吹き口の壁にどう息をあてるかを探るという感じでしょうか。
上半身はあくまでもゆったり。
丹田(ヘソの下3センチ辺り)に息を溜め、細く鋭く吐き出す。
これは太極拳の立禅の動作に酷似しています。
直線ではなく円運動を基本とした切れ目無く連綿と続く動作、深い呼吸、頭頂から糸で吊るされたような感覚で背筋は伸ばす。
精神は研ぎ澄まされて沈降して行きます。
笛は正直なので、その時の気持ちが音に現れるのだそうです。
決してうまく吹こうと思ってはなりません。
まずは笛に慣れる、時間を重ねることで笛に熟れて行くような気がします。
この場合の熟れるは「なれ寿司」の熟れで、熟成していくという意味です。