HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

男勝り?

自民党の重鎮、竹下議員が橋本聖子氏を擁護する意味で男みたいな性格で、と口を滑らせ、男勝りという意味で使ったと釈明。

これは釈明になっていないでしょう。

男勝りと言うけれど女勝りとは言わない。

男基準、男優位の世界ならではの物言いであろうから。

まあしかし、昨今の失言追及にはちょっと辟易気味ではあります。

 

女性、男性はヒトを指す言葉で、自然界ではオス、メスと言います。

自然界では雌雄同体というのもありますが、ヒトの世界でもオスメスははっきり二分しているわけではないようです。かつては社会規範が性別を厳格に二分していましたが、どうもそうでもない、と性の多様性を認める動きになってきています。

 

これは障害者に対する社会の意識も同じように思います。

街中で障害者をつい異質なものを見るようにみつめてしまったりしますが、特に気にもとめず見過ごす意識を持つ世になって欲しいものです。

子供の頃、街には手足の無い白装束の傷痍軍人なる人々が当たり前のようにおり、アコーディオンやハーモニカを演奏して何某かの収入を得ていた光景はよく見かけました。

障害者に社会が許容量を以って接していたのかも知れません。

後で知ったのは中には偽物の傷痍軍人もいたとかいないとか。

 

人は異質なものや見慣れないものに対して怖れを抱いたり排除したがったりしがちです。差別はそんな無知なところから偏見となって表れると思います。

 

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ありのままを認めて気に留めない事だにゃ。