江戸時代、戯作と言われた物語が歌舞伎の演目として上演され、芝居小屋では庶民の人気を博していました。
今でも年末になると定番の仮名手本忠臣蔵をはじめ、勧進帳、弁天娘女男白波、助六所縁江戸桜、曽根崎心中、京鹿子娘道成寺などが人気です。
当時、支配階級である武士の世に対し、経済的優位に立つ商人や圧倒的多数の町人たちが、為政者を揶揄する作品に拍手喝さいをしていた事は容易に想像できます。
ま、現代でも菓子折りの底に小判が忍ばせてあったりというあきれた例が発覚しましたが、悪代官と闇商人の関係は現代の戯作として歌舞伎で演じたら受けるんじゃないかと思いますがねえ。
「官邸所縁江戸桜」(かんていゆかりのえどざくら)
「仮名手本招待枠六十番」(かなでほんしょうたいわくろくじゅうばん)
「官僚白切男揃踏」(かんりょうしらきりおとこそろいぶみ)
などの戯作が看板にかかりそうです。
しらざあ言って聞かせやしょう、
浜の真砂と国会が
議事に残さぬ盗人の
種は尽きねえ永田町
知らぬ存ぜぬは当たり前
言わぬが花の与野党の
言った言わぬの揚げ足取り
覚えていなけりゃすべてよし
法度に触れねばお咎めなしの身の上よぅ
春の桜の二人の所業
名せぇ所縁の悪行加担の広告塔
〇〇〇〇は俺がこった~~。
いよっ大統領、じゃなかった、いよっ総理!
もりかけやっ!!
等の掛け声が飛び交いそうです。
興行的にどうにゃん?