先日、ピアノバーについて触れました。
以前、ホテルのバーに行った時、ピアノが置かれていて、周期的にピアノの演奏がされていました。
でもその音、なぜか心に響いてくるものではありませんでした。
極端に言うとピアノの音は流れてくるんですが、それだけです。
音楽を奏でていると言うよりは、ピアノを弾く作業をしているような感じ。
う〜ん、こう言う演奏はどうなんだろう、と思った事があります。
しかし、しかーし、ちょっと深読みしてみると、この奏者はあえてそう言う演奏を心がけていて
それをできる高度なテクニックの持ち主であったのではないかと。
ホテルのピアノバーは音楽を聴きに来るところではないし、色々なお客さんがいます。
中には重要な商談をしていたりする人もいるかも知れません。
商談の途中で、ピアノに注意が向けられるのは避けたいところ、
その他、ピアノの音で話が中断しちゃうのはあまり感心しないシチュエーションがあるやも。
そこにはあくまでも生のBGMとしてのサービス提供という方針があるのではないか・・・。
ま、本当のところはどうなのかわかりませんが、多元的に物事を捉えてみる事は大事かと。
どうしても自分の立場で一面的に見る事が多いのですが、
ひょっとしたら・・・と疑って、裏へ回ってみる事も必要ではないかと思う次第です。