一途さと ずるさの見えた 記者会見
日大アメフト問題、連日世間を賑わせております。
重大反則を犯しながらそれに対するリアクションを全く起こさなかった日大監督、及びコーチ。
それに業を煮やした関学アメフト部の父親の会見、いたたまれなくなった日大の本人の記者会見、
若者の一途さが伝わってくる痛々しいものとなりました。
告訴騒ぎに慌てた日大側が突然記者会見を開き、監督、コーチが責任転嫁論を展開、
日大広報担当の傲慢不遜な態度が全てを語ったような印象すら与えました。
このゴタゴタにスポーツ庁も介入の態度を表明、
ここにきてやっと日大の学長が姿を現し弁明しました。
一連の経緯は、スポーツ界にはびこる運動部系の悪癖をさらけ出す結果に。
「潰された」関学の選手は全治3週間ほどの怪我で済んだからまだしも、
一生を左右する怪我を負わされていたら誰が責任をとるのでしょう。
大人たちのずるさのおかげで、日大の若者は一生治らない心の怪我を負ってしまった。
そこまで追い込んだ監督、コーチの指導責任は実に重いと思います。