HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:足利太鼓祭り2

足利太鼓祭り、4番バッターは創部15年の宇都宮の文星芸術大学付属高等学校和太鼓部。
高校生の太鼓は勢いがありますね~。
高校の和太鼓部は3年限定期間の中、あふれるエネルギーを太鼓にぶつけます。
最近はプロの奏者を指導者に招いて、見栄えのする舞台を創るところも増えました。
昔はただ力任せに打っていた太鼓が洗練された知性を身につけたような印象を受けます。

次に登場したのは地元で活動するプロ奏者、滝川佳宏氏。
今回はパーカッションのカホンを従えて
組太鼓、大太鼓ソロ、沖縄の三線島唄、尺八など多彩な演奏を披露。
巧みなおしゃべりはさすがです。
カホンという楽器はペルーやキューバ発祥と言われていますが
私はその演奏スタイルがあまり好きではありません。
箱状の楽器に座って演奏するのですが、そのためにうつむき加減になって
カッコいいとは思えないのです。
太鼓もそうですが、やはり見た目のカッコ良さも音楽には必要なのかも。

いよいよ最後の演奏は和太鼓グループ彩。
2005年東京大学で結成されたグループで、今はプロ活動を行っています。
日本太鼓祭り東日本大会で優勝経験あり。
海外ツアーも精力的にこなしています。
こちらもプロとあって、太鼓のみならずおしゃべりも上手です。
マチュアとプロの違いはこのおしゃべりにあるのかも。
練習に裏打ちされた演奏レベルはさすがです。
が、ちょっと見た目に頼っているところも散見されました。
私は太鼓を観る時に、あえて目をつぶって音だけを聴くような事をしたりします。
その時に、音楽として成立しているか、がわかります。
いくらパフォーマンスで見せても、音楽的に構成されていないとつまらない。
厳しく言えば見た目でごまかしている、という事になってしまいます。
見た目のファクターも重要ですが、音楽として聴ける太鼓、
これから重視されるようになると思います。
例えば大太鼓の一本打ち、基本は大太鼓のソロなので
見せるパフォーマンスには限界があり、
そこには音の要素しかないため、全体が音楽として成立しているかどうかが問われます。
その意味ではプロアマを問わず、太鼓が音楽として認知される活動を
広め深めて行って欲しいと思います。

第一回足利太鼓祭り、天気にも恵まれ、成功裏に終わり関係者の皆様に感謝。
1日ずれていたら雷雨でした・・・。

各チームの参考動画はこちらで観れます。

イメージ 1