HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:教育勅語と教育基本法

大阪のどこぞの幼稚園で、園児に教育勅語を暗誦させているところがあるそうな。
破格値で国有地を払い下げてもらい、物議をかもしている学校法人の経営。
さすがに理事長辞任されはったようで。

ちなみに教育勅語とはなんぞや?
ちょっと調べてみるに、明治23年(1890)に明治天皇により下された教育に関する勅語

12の徳目が説かれており、その中からの抜粋がこれ。

九、徳器ヲ成就シ
十、進テ公益ヲ広メ世務ヲ開キ
十一、常ニ国憲ヲ重シ国法ニ遵ヒ

内容としては人格を磨き、進んで社会のために働き、憲法を重んじ国の法に従う、
という事がうたわれています。
果たして、子供に暗誦させている当事者はこの精神を実践しているのやら。
経歴を偽り、政治力を労して国有地を安く手に入れ、法も曲げかねない。恥を知るべし。

この教育勅語、昭和22年(1947)には教育基本法が公布・施行され廃止。
国会でも教育勅語は学校教育からの排除・失効が決議されたそうです。
そんな教育勅語の暗誦に感動した政治家先生もいらっしゃるようで、なんとも。

一方、教育基本法
三  正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

四  生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

五  伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

とありますが、福島から避難の生徒に心ないイジメが発生しているのは許されないですね。

教育を誤ると国を誤ります。

朕思うに我が控訴抗争国の乱るるを治むること深遠なり。
教育おちょくる語より抜粋