熊本の 長引く地震 不安なり
熊本地震、まだまだ揺れが続いている状態です。
今迄の地震の通念は、細かい初期微動(P波)があり
これに続いてS波の本震に襲われるというものでした。
本震の後、それよりも小さい余震が散発的に続く事はあっても、それで地震は収まるものと。
しかし、今回の熊本地震はその概念をひっくり返すものでした。
経験済みだったという史実が明らかになっています。
その意味では想定外というのではなく、忘れ去っていたという反省が必要かと。
どうも人は自分を主体として捉えるようで、その生きた経験値は80年ほど、
先祖の伝聞を入れても2~300年も遡ると昔のことととして忘却のかなたへ。
実際には江戸時代に富士山も噴火しているのに今はそんな記憶はないに等しい状態、
大正時代の関東大震災さえも人々の記憶からほぼなくなりかけています。
今回の熊本型地震も、まさに今その渦中ではありますが、
活断層が通っているところには同じ事が起きる可能性はあるということ。
瀬戸内海を縦断しており、そのすぐ近くには四国の伊方原発もあります。
「想定外」の地震が起きない事を切に願うところです。