HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

すまふぉと:ご近所巡り

お花見を兼ねてご近所をぶらぶら。

×この先行き止まり・・・の看板によもや自分の人生か!?とドキッとしたり

いやいや、人間五十年下天の内を比ぶれば滅せぬもののなかりけり~、と

妙なところで納得したり、気の休まるぶらぶらではございませんな。

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近所に東邦大学大橋病院という大きな総合病院がありまして

夜中に担ぎ込まれた事も、手術で入院した事もあるところです。

その道路沿いにある並木、刈り込まれてご覧の姿に。

以前は赤い実をたくさんつけていた記憶があり、調べてみるとどうやらアメリデイゴらしい。

しかしこれはどう見ても化けもんです。


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芽吹きの春だというのにちょっと痛々しい光景でありました。

入院されている患者さんにとっては病室の窓からの眺めもとっても大事なもの
(経験者は語る)

もちっと希望が持てるようなケアは望めないものでしょうか・・・。

標準で撮るとこんな感じです。左側が病棟。
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正面に見える高い建物は首都高速池尻ジャンクションに隣接の高層マンション。

ドーナツ状の池尻ジャンクションは屋上に空中庭園なるものがあり

ぐるりと四分の三周ほど花や植栽が整備されています。

これはミツマタ、和紙の原料になる木です。

なぜかこのミツマタが多かったのは空中庭園という過酷な環境にも耐え抜くチカラがあるから?

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地上に戻り、緑道の人工せせらぎ沿いを進むとパピルスの鉢植えに遭遇します。

パピルス古代エジプトで紙状の原料になったもの、と学校で習った事がありますが

その記憶もまるで2500年前のようなものとなっております。

パピルスが英語のペイパーの語源になっているのはずいぶん後になってから知りました。

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エジプトでは中国で発明された紙の製造手法が伝わり、パピルス紙も作られなくなったとか。

古代中国文明古代エジプト文明の邂逅がパピルスミツマタという植物を通して

現代に蘇った感がいたしました。

そのパピルス、流れくる花筏をしばし受け止め、行く春を惜しんでいるかの様、

行く河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし

と、あわただしい現代にもちょこっと世の無常を感じたりのお散歩でした。