小学校の桜の木。
なんだかとてもアンバランスな枝振り。
校舎側に根が張れない分こちらに来たのかその辺は定かではありません。
若い頃、新宿御苑の巨木をスケッチした事がありますが
重力に抗して伸ばした枝振りの力学的美しさにほとほと感心した事があります。
私はけっこうおおざっぱなほうで大局観や事の本質を押さえれば枝葉末節には
あまり関心がない質なのですが、この大木を隅々まで画用紙に写し取った事は
忍耐力、観察力を飛躍的に向上させてくれました。
根っこの準重力、枝の反重力、自然の美しさです。
布に石をぶらさげてできた準重力のカタチを天地逆にして設計されたとききます。
木の造形、地球の重力のお陰?