HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:代々木八幡

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山手通りに面する参道入口。
振り返ると狛犬の前をひっきりなしに車が行き交う。
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石段を登り、参道を進むと庚申塚が祀られている一角が。
庚申はかのえさる、丙午ひのえうまと同じ干支のひとつ、
この庚申の日に徹夜で会食談義を行う風習があったとか。
眠ると悪い虫が体内に入ると信じられていたそうな。
手前の石版は見ざる言わざる話さざるの三猿の姿が。
なぜか頭が削り取られているおまけ付き。
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ここの左奥に本殿が。
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代々木八幡縁起によると
鎌倉時代、二代将軍・源頼家の側近であった近藤三郎是茂(これもち)の家来で
荒井外記(げき)智明(ともあきら)が、頼家公暗殺の後、
主君の菩提を弔い名を宗祐(そうゆう)と改めてこの地に隠遁、
時に建暦2年(1212年)8月15日夜、霊夢の中で八幡大神の託宣と宝珠の鏡を感得したため
同年9月23日、元八幡の地に小さな祠を建て、鶴岡八幡宮を勧請したのが創始とされているとの事。
 
という事でその歴史は800年前にもさかのぼります。
ところがこの地には何と5000年以上前から人々が暮らしていたという痕跡が。
昭和25年に発掘調査が行われ、多くの土器や石器とともに縄文時代の住居跡が発見されたそうです。
 今現在その住居跡に竪穴式住居が復元されています。
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こんな案内も掲示されておりました。
 
稲荷社
こうしてみると鳥居が円の文字に見えてきたり・・・。
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 江戸時代からの稲荷社、天神社の末社に加え、旧代々木村にあった小さな神社が合祀され、
 天祖社(天照大神)と白山社(白山大神)が八幡さまの配座に祀られることになったそうです。
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魚眼で捉える御神木は星の王子様に登場するバオバブのようです。
 
境内にはたくさんのニャンコが。
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下界の喧騒は高台のこちらまで届いては来ず、
都会の中にあって鎮守の森の存在は心休まるありがたい存在。
寺社も近代経営を余儀なくされ大変だとは思いますがこういう空間時間は未来永劫残していただきたいと。
古代悠久の世界から下界に降りてふたたび忙しい現代社会に戻った感じがいたしました。