山手通りに面する参道入口。
振り返ると狛犬の前をひっきりなしに車が行き交う。
石段を登り、参道を進むと庚申塚が祀られている一角が。
庚申はかのえさる、丙午ひのえうまと同じ干支のひとつ、
この庚申の日に徹夜で会食談義を行う風習があったとか。
眠ると悪い虫が体内に入ると信じられていたそうな。
手前の石版は見ざる言わざる話さざるの三猿の姿が。
なぜか頭が削り取られているおまけ付き。
ここの左奥に本殿が。
代々木八幡縁起によると
荒井外記(げき)智明(ともあきら)が、頼家公暗殺の後、
主君の菩提を弔い名を宗祐(そうゆう)と改めてこの地に隠遁、
同年9月23日、元八幡の地に小さな祠を建て、鶴岡八幡宮を勧請したのが創始とされているとの事。
という事でその歴史は800年前にもさかのぼります。
ところがこの地には何と5000年以上前から人々が暮らしていたという痕跡が。
昭和25年に発掘調査が行われ、多くの土器や石器とともに縄文時代の住居跡が発見されたそうです。
今現在その住居跡に竪穴式住居が復元されています。
こんな案内も掲示されておりました。
稲荷社
こうしてみると鳥居が円の文字に見えてきたり・・・。
境内にはたくさんのニャンコが。
下界の喧騒は高台のこちらまで届いては来ず、
都会の中にあって鎮守の森の存在は心休まるありがたい存在。