HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:核の傘

核武装 含みを持たせ 被爆

核兵器の非人道性を訴える共同声明に日本は署名せず。

過ちは二度と繰り返しませぬから、と広島の原爆慰霊碑には明記されているのに。

核武装の緊張状態は、お互いに脅しあっている状況で

複数の人間がそれぞれの頭に銃を突きつけあいながら、お前が撃ったらこちらも撃つぞ、

というドラマによく出て来る展開とおんなじ。

銃を持っていないと脅されはするが脅せないから、と核武装論者は言う。

現実の核抑止力であり、そういう力学で核兵器は使用されずに脅しのネタとして存在し続ける。

誰かがいったん引き金を引けばそこで地球は終わるという事は百も承知で

それでも「強国」になるために核兵器を持ちたがる国々が後を絶たない。

身の安全のために銃は必要という、どこぞの国と同じ論理。

その結果、銃乱射事件の無残な犠牲者も増える一方ではあるまいか。

核兵器は使用する事ができない悪魔の兵器、

開発、維持のために莫大な軍事費をつぎ込み、地球滅亡(人類滅亡なんてえ問題じゃない)の

可能性と隣り合わせの毎日を送る人類は果たして賢いのか・・・。

今一度広島長崎の惨劇を直視するべきではないかと思う。

日本は核廃絶に向けての堂々たる活動をして欲しいとも思います。

そのためには「武器を捨てろ、さもないと撃つぞ」という大矛盾もあるわけですが・・・。