テレサ・テンのヒット曲「時の流れに身をまかせ」
歌詞はこうだ。
もしもあなたと逢えずにいたら わたしは何をしてたでしょうか
平凡だけど誰かを愛し 普通の暮らししてたでしょうか
時の流れに身をまかせ あなたの色に染められ
一度の人生それさえ 捨てる事も構わない
だからお願い そばに置いてね
いまはあなたしか 愛せない
これって男女の愛の歌であるが、あなたを太鼓に置き換えてもりっぱに成立する。
太鼓命ってか・・・。
いやいや、この歌詞を検索したのは、(時の)流れに身をまかせ、という歌詞が気になったから。
先回の演奏で、リズムの要のカナモノと太鼓陣がものの見事にずれてしまい、裏拍に近いところまで行ってしまった。
ビデオを繰り返し見るうちに、これはカナモノに原因があるのでは?と思えてきた。
カナモノは一人でテンポをリードする。音も金属音のためよく響く。要はその役目の通り目立つのである。
太鼓陣は複数で打つ。親と呼ぶリーダーが一人いるが、基本は親に合わせる。
親とカナモノは連携をとりあいながら全体をリードして行く。
ところが、今回はカナモノが自分のテンポを信ずるがゆえと思われるが、微妙なズレが生じても
自分に合わせるようにとテンポを保ち続けたようだ。
今回の親も初登板で慣れていなかったため、カナモノに合わせる事ができず、どんどんずれが拡大してしまった。
打っている最中も困ったが、ビデオで見直してみると???状態。
ここでテレサ・テン登場。
流れに身をまかせ~♪
カナモノは基本的には絶対テンポをキープしなければならないポジションではあるけれど
全体の流れを察知して、臨機応変に対応できなければ演奏はそこで破綻します。
わたしが正しいテンポを刻んでいるのだから、何がなんでも私についてきなさい!と言うのは正論だけれど
そこは協調しなければ太鼓演奏は成り立たない。
この辺の息を合わせるのは練習しかないのだけれど、物理的に合う事より
まずは気持ちの上でお互い助け合う、というのが大原則になるのでしょう。
テレツクテンテンテレサテン。
♪だからお願い そばに置いてね いまはあなたしか 愛せない♪