放射能汚染が日本列島にじわじわと暗い影を落としている。
日本=放射能汚染というイメージが定着し、海外からの観光客もますます二の足を踏む事だろう。
食物や土壌が汚染された国へはやはり行きたくはないのは人情。
被災地のためにもできるだけ観光旅行を!というキャンペーンも実際通じないだろう。
最悪の事態を想定もせず、ゆえに対応策の準備もなく、結果を想定外で済まそうとするのは何か。
事故当初、政府や学者がただちに健康に影響が出る値ではない、と力説していたのはあながち嘘ではないだろう。
また降雨により川や海に流出・堆積する放射性物質。
核の恐怖は原発がある限り我々の生活につきまとう。
もし、あの原発の事故さえなければ復興への足音ももっと力強く聞こえているはず。
原発の恐怖、不安、実質被害との隣りあわせで電気使い放題の安穏とした生活を望むのが日本のあり方なのか、はなはだ疑問に思います。
産業界が活発に活動できるための安定した電気をどう作り出すか、が日本の緊急且つ遠大な課題であり、
資源が無い=原発という構造的短絡思考はもはや多くの国民の支持は得られないだろう。