HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:浪費社会

十分に 使えるものを ゴミと化す
大型ゴミ収集の場所にはまだまだ使えそうなものがたくさん廃棄されている。
事務所の私のデスクの上には30cmの扇風機が鎮座ましましております。
夏場、冷房の温度が高めにセットされ、この扇風機は必需品となっていますが
元々はゴミ捨て場に捨てられていたものです。
 
かつてインドに行った時、路上では片方だけのサンダルや
動かない腕時計が商品として並んでおりました。
 
日本は贅沢になり過ぎて、ものの価値に麻痺しているように思えます。
大量生産によって安価にものが行き渡るようになり、暮らしは豊かになりました。
大衆は安いものを求め、安くするためには大量に生産する、ものは世にあふれ、ものの価値は薄れました。
大量生産、大量消費、その結果の膨大なゴミを生み出す社会。
工業にとどまらず農業も水産業も同じ運命をたどり、大量の食料が生産されゴミに。
 
東日本大震災から2ヶ月が過ぎようとしていますが、東京の街には以前のにぎやかさが戻りつつあります。
 
豊かな生活を送るのは罪とは思えませんが、浪費社会からは抜け出す努力をする必要があるように思います。