パリの人気観光スポット、モンマルトル。
市の北側に位置する人間臭い下町です。
モンマルトルの丘の上には白亜のサクレクール寺院。
この外壁に使われている石はみずから白を保つ働きがあるそうです。
左側にはメリーゴーラウンド。
市内のあちこちで見かける事ができます。
以前パリを訪れた時は日本の映画館を改装しての
テーマレストランにこのメリーゴーラウンドを使うための
打ち合わせでありました。(二泊四日というスケジュール!?)
モンマルトルの丘に登るにはケーブルカーがありますが、
その建築はガラスを大胆に使ったモダンな駅舎です。
ウィーンもそうでしたが、古いものと新しいものが違和感なく存在しています。
ひとつにはお互い美的なもの、という共通項がありますね。
下の駅と切符。
この切符は地下鉄とも共用のものです。
入る時だけチェックがあり改札を出る時は回収しません。
という事は市内は全部均一料金。
1・6ユーロは今は170円くらい?
印象派の画家たちがたむろしていたモンマルトルの丘は
今でもたくさんの画家たちがそれぞれ店を開いています。
いろいろなタッチの似顔絵かきたち。
ざっと30人くらいいましたかな。
描いてもらった人に聞いたところ料金は50ユーロ(5500円)
描いてもらった絵を入れる紙筒が3ユーロ(300円ちょい)
面白い事に紙筒は絵描きとは別にそれだけ独立した商いなんだそうな。
こちらは切紙の似顔絵。
この画家たちは市の許可制になっており、ここで商売するには
申請をして何カ月も順番を待つそうです。
まさに自分の腕一本での商売。
将来の絵は描けているものでしょうか・・・。
ここで何年も商売している画家もいるそうですから
これはこれで本物のプロなんですね。
丘の上でみつけた10センチくらいの排水口。
単なる機能を満足させるだけのものではなく、
見て美しいと思うものを作る精神は実にフランスらしい!
麓には有名なキャバレー、ムーラン・ルージュ(赤い風車)があります。
やはり昼間より夜の方がぐっと雰囲気ありますねえ。
この風車、ゆっくり回転してます。
撮影禁止の内部。
でもショーの時間じゃないからいいでショー・・・。
二回公演で500席ほどのお店は満席です。
美しいパリジェンヌの半裸のショーが堪能できます。
老舗キャバレーのショーとしての風格がありました。
この辺りは新宿の歌舞伎町のような感じで
アダルトショップやセックスショップが集中している下町です。
それはそれで人間らしい街の一角がありました。
==========================つづく