「月明かり 闇を残して 天にあり」
お日様が陽ならばお月様は陰。
月明かりは冷たいですが、やさしい。
陽光は暖かいけれど、厳しい。
お日様の前では何もかもさらけだされてしまう。
いわゆる白日の下にさらされるというやつですな。
月は太陽と違って、逃げ場の陰の部分を作ってくれるような。
明るく照らすところもありますが、それ以外は闇の世界。
人の関係も隅から隅まで暴き立てることばかりだと、却ってぎこちない。
人には隠れるところもあっていい。
「月を背に 密かに涙を 流すとて
誰も気づかぬ 夜の闇間に」
うーむ、秋が深まってまいります・・・。