HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

笛:なじむ

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龍笛本管に持ち替えて4ヶ月が過ぎました。
プラスチック管には1年強お世話になりました。
プラ管は万人が安定した音が出せますが、それ以上でもなくそれ以下でもないような気がします。
それに対して自然の素材=竹でできている本管。
一管一管個性があり、同じものは一つとしてないでしょう。

最初は真新しい竹の笛。吹き込む事で少しづつ色が変わり、音色が変わり・・・。
笛の個性も少しづつわかるようになって、笛と自分がお互い歩み寄るような感じですね。
いわゆる手に馴染んでくるというのでしょうか。
この感覚は自然素材の持つ特性といえるでしょう。
かつて命を持っていた自然素材。
人の手によってふたたび命を吹き込むことができそうな気がします。
プラスチックのような人工の素材ではこうは行きませんネ。

実際に笛は手の脂などが沁み込むことで音色が変わって行くといわれています。

私の今の本管は入門用なので、そう高価なものではありませんが、一生の付き合いとなる笛はいいものを手に入れることをお薦めいたします。