HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

知事たるもの

静岡県の川勝知事、数々の失言暴言を記憶されている方も多いかと。

最近では県庁新入職員の訓示でまたまたやらかしています。

 

川勝氏はその訓示で「県庁は別の言葉で言うとシンクタンク。毎日毎日野菜を売ったり、の世話をしたり、ものをつくったり、とかいうことと違って、基本的にみなさま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と言い放ったもんだ。

 

県庁はホワイトカラー集団で、ブルーカラーとは違い頭がよいのでそれを磨いてちょうだいね、

毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったりする低レベルな人とは違うんじゃけ、という事になるでしょ。

当の本人は切り取りだと騒いでいるけれど、切り取って問題とされる発言はとしてしちゃダメでしょ。

「県庁は別の言葉で言うとシンクタンク毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったり、とかいうことと違って、基本的にみなさま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」

という風に自らの発言内容を切り取っておけば何の問題もなく、伝えたいことも伝わるものを。

農業従事者、酪農畜産従事者、商工業従事者を頭脳、知性が低いと言っている事に気が付かんのかい。

ちなみに当日の発言を全部読み返しても、切り取ったから意味合いが変質して伝わったという事はありません。前後の脈絡もこの問題発言とは関係なし。

ご本人が自覚していない職業差別が「素直に」表現されている事がわかります。

 

この御仁、2013年に行われた全国学力調査で、県内の小学6年生の国語が最下位になったことに激怒して発したのは「ほとんど絶望的な気持ちになった。大変強烈な危機感に襲われた。調査結果が最低というのは先生の授業が最低だということだと思っていて、下から100位までの小学校の校長先生の名前を公表し反省材料にしていただきたい。」とのたもうたとか。この頃から知性に対して異常な執着を見せていた事がわかります。

 

また2021年の参議院選挙の応援演説で、御殿場市に対し「あちらはコシヒカリしかない。だから飯だけ食ってそれで農業だと思っている。」と発言。

これに対し県政史上初めて知事に対する辞職勧告決議案が可決されたけれど、決議案には法的拘束力はなく、知事に居座り続けました。

 

2024年3月には女子サッカーチームとの懇談会で、静岡県のサッカー強豪校・藤枝東高校について「ボールを蹴ることが一番重要、勉強よりも何よりも」などと発言。

将来ある若者には「ボールを蹴ることも勉強も重要」とか知事として言っておくれよ。

 

人でも地域でもとにかく自分の基準で優劣をつけたがる、昭和の亡霊みたいな知事にはちゃっちゃと去ってもらうのが一番でしょう。

富国有徳論なる著書を著して、ふじさんを絶賛しているけれど、優美なだけではなく噴火したら最悪の被害の元にもなるんやで。

 

負の世界遺産、そんな姿がこの知事とダブってしまいますら。