HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:近代日本の映像文化

世界の映像文化に影響を与えた日本の文化は「おしん」と「七人の侍」だと思っています。

テレビドラマでは「おしん」、映画では「七人の侍」。

おしんは1983年の4月からNHK連続テレビ小説で何と1年に渡って放送された番組。

明治期の実在した一人の女性の半生を綴ったもので、日本国内はもちろん、

海外にも輸出され、アジアでは圧倒的な人気を誇ったテレビドラマとなりました。

日本でももてはやされた(ている?)韓流ドラマも多分におしんの影響を受けていると。

タイでもおしんにそっくりなドラマが作られ、大変な人気なんだとか。

もちろん、オリジナルの人気もすさまじく、おしんが日本女性の代表とされているそう。

エジプトでは停電のためおしんの放送を見れない人々が暴動騒ぎを起こしたとも。


一方、映画の「七人の侍」は1954年に封切りの栗沢明監督の名作。

3時間27分という大作でもあります。

黒沢明監督はジョン・フォード監督作品から啓発を受けて本作を撮ったと述べているようですが

この「七人の侍」がその後の世界の映画史に与えた影響は計り知れないものがあるようです。

荒野の七人やスターウォーズなどももろに影響を受けて作られた作品。

アメリカ映画に登場する日本趣味はクロサワの影響と思われます。



古くは日本の陶磁器や浮世絵がヨーロッパ文化に多大な影響を及ぼしていたり、

スキヤキソング(上を向いて歩こう)がアメリカのヒットチャート1位を獲得したり

日本の文化もなかなかのものです。

和食が世界遺産になったり、この国は実にたいしたものだと思いまする。

でも文化は常に影響し合っているもの、日本独自のものでもない事も真実でありましょう。