HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:放射能汚染の恐怖

国の基準値を大幅に超える放射性セシウムに汚染された福島の牛肉が流通したもよう。
本来、牛には何の罪もない事を思うといたたまれない気持ちになる。
 
福島から360km以上離れた静岡の茶葉からも基準値を超える放射性セシウムが。
 
東京の排水溝の底や下水処理施設においても高濃度の放射能汚染のホットスポットが発見されているそうだ。
 
福島第一原発が3/14に爆発した際、大量の放射性物質が大気中に放出され、
風に乗って運ばれたものが地上に降り注ぎ、雨水の集積によって東京にはホットスポットが、
植物の特性により濃縮されたものが静岡の茶葉に、
汚染された稲藁を与えられた肉牛が体内に放射性物質を取り込んだ。
 
この事態は事故直後から警鐘を鳴らしていた研究者がいる。
武田邦彦教授

http://takedanet.com/2011/03/post_b594.html
 
福島第一原発事故直後、気象庁放射能汚染物質の拡散状況予測のデータを公開する事をあえて行わなかった。
政府も憂慮される事態を予測し、一刻も早く実態を把握し、最善の手を打つ行動をとったようには思えない。
風向きを考えれば単純な同心円で避難地域を規定する事がいかに現実味を帯びていないか、すぐにわかる事。
 
今後の不安は当然海にも広がった放射能汚染が生物の食物連鎖で濃縮されていく海産物はどうなるのだろうかという事。
 
大規模な放射能海洋汚染はかつてない事故であり、当然「想定外」だろうから何が起こるか誰にもわからない。
 
福島第一原発の事故は我々の日常生活にも少なからず放射能汚染という厄介な状況をつきつけている。
 
さて、日本は「安全な」原発とどうつきあうのか、国民として答えを出すべき時がくる。
 
すきやきでもつつきながらじっくり考えてみよう。