HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:手術決定

胆嚢切除決定。
MRIの3D画像をみながら外科の先生から手術内容の説明を受ける。
まずは内視鏡による胆嚢摘出手術の実映像。
へその下、その横、肋骨の下、わき腹、4箇所に穴をあけ、
腹腔を空気で膨らませて実に巧みに胆嚢を切除、最後は網に入れた胆嚢を
すっぽんと穴から取り出す。
輸血もなし。
私のお腹の3D画像から解剖学的な異常が見つかった。
通常は肝臓から二本の管が出ているが、私の場合はそれが三本。
かなり胆嚢に近いところを通っている。
これらの管を傷つけると1ヶ月以上の入院となるそうで、事前にこういう事がわかるのは
ありがたい事です、と先生。
それから手術についてのリスク、後遺症、合併症、副作用についての説明があり、
合意書にサインをする。
麻酔にしても抗生物質の点滴にしても必ず説明と合意書のサインがある。
それだけ医療過誤の問題がつきまとうのだろう。
 
さてこれで点滴生活5日目。
よくも点滴だけで生きてるもんだと思う。
看護婦さんに、空腹を抑える薬とか入れてるんですか?と聞いたら
特にそんな事はありませんと。不思議と空腹感がないのである。
水も5日間で500CCのペットボトル1本のみ。
 
呼吸についての説明があった。
手術時に腹腔に空気を入れて膨らませるのだが、通常だと筋肉が硬く、
お腹が膨らまないそうだ。筋肉が緩むように、筋弛緩剤を使用するとの事。
その時に呼吸の筋肉も伸びきっちゃうので、全身麻酔の後、
気管に管を入れ人工呼吸器をとりつけるらしい。
手術後、麻酔から醒める時、気管の痰を吐き出せるように、
呼吸のトレーニングをするように言われました。
その装置がこれ。インスピレックスというものです。
 
イメージ 1

青い筒の中にボールが入っていて、そのボールが装置の天井に張り付いているように
一気に息を吸う。
今度は装置を逆さまにして、やはりボールが天井に押し付けられるように息を吐く。
モリーがあって、だんだん強力な呼吸をしないとならないようになっている。
最初はスカスカやっていたが、コツがわかり、一気に最高レベルまでクリア。
これには看護婦さんがほんとにびっくりしてました。
(ま、隠れて笛吹いてますからネ・・・)
 
そんなこんなで手術に備えます。
 
====================つづく