開発か保存でもめる島の国
万葉集に詠まれ、アニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台ともされる
瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(広島県福山市)の埋め立て架橋事業をめぐり
反対派住民らが「景観を侵害」と知事の埋め立て免許差し止めを求めた訴訟の判決で、
広島地裁は1日、請求を認め、免許差し止めを命じた。
歴史的景観がもたらす「景観利益」保護のため大型公共事業を
差し止める初の司法判断。
免許認可をめぐる国の判断に影響するのは必至。
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便利な街にするために歴史的景観は二の次、これが日本の開発の姿でした。
東京のように焼け野原になってしまうと開発はやりやすい。
その点京都とかは難しいでしょうねえ。
ヨーロッパは景観、自分たちの街に対する愛着がひとしお強いようで、
フィレンツェやパリ、バルセロナなど、都市開発をしつつも景観にはシビアです。
ロンドンは訪れた事がないのですが、古いものには目がないような印象です。
日本の気候風土、豊かさが、ままよ、水に流しちゃえ的な刹那性を
はぐくんでいるのかも知れません。
歴史的な景観は時間が作った財産ですから、利便性の前に安易に破壊するのは
慎重になるべきでしょう。
(これはあくまで部外者の感想ですが)
何よりも自分たちの街に愛着を持つ事が大切かも知れません。