ビールメーカーのシェア争いは昔から熾烈です。
新製品もわんさと出て、飲まないうちになくなっているものも数知れず。
キレだコクだ、喉越しだ、とコマーシャルで言っている事は年中同じ。
CFで不思議に思うのは、今一番売れている(工場出荷数の注あり)のは
○○というくだり。
一番うまいのを決めようじゃないか、とかNO1はこれだ!とか。
これって一番飲まれているから一番うまいとう事には
ならんのじゃないかと思うのでありますが。
皆が買っているから一番うまいのだ、と錯覚を誘導しているような気がします。
うまい、まずいは人によって違いますから、NO1が一番うまいとは限らない。
一番好まれている、というのが正しいのかも。
要は一般大衆に受けているという事でしょう。
しかし、一般大衆受けの味、それって逆に言うと個性的でない、と言えるのでは?
かつてナンバー1よりオンリー1というのがはやりましたが、
これは数的優位より個性を主張しようという思想でした。
皆と同じものが一番安心、人と変わっている事は不安、
日本人のよくも悪くもの特質かも知れません。
それにしてもコマーシャル作る方もタイヘンだと思います。
ビールでも飲みながら考えればとも思いますが、さて、どのビールにしましょうか。