先日我がお師匠さんの雅楽の演奏会がありました。
龍笛、大篳篥(ひちりき)、楽琵琶、楽琴の四重奏。
平安末期の楽人、藤原師長の琵琶をフィーチャーした平安朝雅楽と現代雅楽が演奏されました。
しばしの間、雅な時間と空間を過ごすことができました。
私の所属している古雅楽の会では平安時代の音を追及しています。
さて、笛のこと。
稽古の中で、龍笛を吹いているとき、弱い息、強い息での表現の違いが最近やっとこさわかるようになってきました。
同じ音でも弱い息だと音程が低くなり、息を強めていくと音程が高くなります。抑揚や、音の深みを出すのに大切なテクニックだと思います。
やればやるほど奥が深いことを実感いたします。