絶叫に近い汽笛の遠ざかる
子供の頃はまだ汽車というものが走っておりましたなあ。
東京~大阪間を突っ走っていた特急つばめ、特急はと。
あの頃は9時間か10時間かかっていたように思います。
そのうち電化され、特急こだまが走り始めました。
東京大阪間はそれでも6時間くらいだったか。
電化されて便利になったけど、その分失った情緒もある。
線路には架線がかかり電柱がいやという程列を作る。
これだけで豊かな景観が破壊されます。
遠景も車窓からの眺めも・・・。
蒸気機関車はまるで生き物のようなところが魅力ですね。
坂道をあえいで登ってくる姿
なんだ坂こんな坂なんだ坂こんな坂と聞こえるから不思議。
駅に停車している時に一息ついている風景
さあ、出発するぞ~という汽笛の合図。
その音は人の声に近い。
その汽笛の音も現代社会からはすっかり遠ざかってしまいましたね~。
(まあ、実際は煤煙問題や糞害問題やら経済効率で時代遅れであることは事実でしょうけど)