嘉辰令月歓無極 万歳千秋楽未央
よき日よき月歓びは極まる(尽きる)ことが無く
万年千年楽しみはいまだやまず
和漢朗詠集の名前は記憶にありますが、学校の古典で習ったのか習わなかったのか、
自分にはワカンナイヨウ集、となっています。
和漢朗詠集は長和2年(1013年)頃、(寛仁1017〜1022年という説も)
漢詩588首、和歌216首が四季別(上巻)と雑(下巻)に分類されていて
収められています。
漢詩は中国語読みすると美しい韻を踏んでいて、実に耳に心地よいものですが
中国語に精通していないと意味はちんぷん漢文?
そこで意味を重要視する日本語読みを併記したものが和漢朗詠集なのかなと勝手に解釈。
平安時代、貴族の教養として詩歌の朗詠は必須だったようです。
後世の日本文学に与えた影響は絶大なものなんだそうです。
新元号の令和のおかげで令について色々知ることができ、温故知新を体験できてます。