近所の神社で見かけた絵馬。
病の文字が切り抜かれていますが、字が裏返しになっております。
思うに病を裏返す=健康、というひねりが効いているのではと。
病を切り抜ける、という意味合いも持たせている事も想像できます。
日本のこの手の縁起を担ぐものには結構駄洒落的要素があるように思います。
身近な例ではおせち料理。
昆布巻き=よろこぶ、黒豆=マメに働く、数の子=子沢山、
蓮根=孔があるため見通しがきく、鯛=めでたい、云々。
お賽銭に5円を使うのも良い事にご縁があるようにとか、
福をかき集める熊手、福を招く招き猫・・・。
神社仏閣は様々な現世御利益の謳い文句で集客に知恵を絞っているようです。
「嵐」の解散がニュースで流れましたがリーダーの名前と同じ滋賀の「大野神社」の
参拝役が目立って増え、嵐風のお守りの売り上げがアップし
町おこしにも貢献しているとか。
若い女性ファンのお参りが引きを切らないんだそうです。
元々イベント好きの日本人は神様や仏様、キリストやマリア様とも
分け隔てなくうまく付き合っている感がありますが
とは言いつつも、なぜかコーランにはあまり興味が湧かないようです。