HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:長崎平和公園

路面電車平和公園下車、エスカレーターで丘の上に着くと平和公園があります。

この駅名、以前の松山町からこの8月に改称され、観光客にわかりやすくなりました。


敷地には 何やら左右対称の建物の跡らしきものが残されています。

案内板によると長崎刑務所浦上刑務支所があったところと言う事が判明し、遺構の意味がわかります。


長崎の爆心地に近く(100m)、刑務所は収監者職員もろとも一瞬にして消滅、

その中には抗日運動家の朝鮮人や中国人も45人いたとのことです。

今は平和祈念像が立ち、毎年8月9日に記念式典が行われる平和公園として整備されています。

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長崎出身の彫刻家北村西望氏作の平和祈念像

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真後ろに回ってみました。
左手を衣が支えている構造がよくわかります。


公園の一隅に原爆の被害区域を示すパネルが展示されています。
後になって海側のグラバー邸や大浦天主堂が被害を受けずに残っていることを知りました。
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当時の町の戸籍も展示されていました。
原爆投下側には単なる場所でしょうが、一軒一軒住人の名前が書かれているものを見ると
そこには暮らしがあったことが胸に迫ってきます。

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平和公園には中国人観光客もたくさん訪れていましたが

賑やかに記念写真を撮りあっておりました。