長崎は坂の街、そのためまっすぐな道は殆どありません。
観光マップを眺めていたところ、
100m以上のまっすぐな道となっている所があり、
新大工町商店街という表記があり、とても興味が湧きました。
泊まっているホテルから長崎駅へ出る途中にあるため
ちょいと立ち寄ってみました。
商店街はシーボルト通りという名前がつけられており、
古き良き時代の商店街といった風情が漂います。
地方の商店街はシャッター街になっている場合が多くみられますが
まだまだ活気が残っています。
しかしながら時代の波には勝てないようで・・・。
商店街の中ほどに天満市場というアーケード街があり、
通路の両側に商店が並ぶ昔ながらの市場がありました。
最盛期には1日に25000人の買い物客でにぎわったそうですが
中はシャッターを下ろした店が目立ちます。
天満市場のちょっと先に新天満市場がありましたが
こちらは悲惨な状況で、表に面した店のみ営業しているものの、
内部はがらんどうになっていて見る影もありません。
昔ながらの商店街の最大のネックは駐車場がない事でしょう。
買い物客は基本的に徒歩で来ていたので問題ありませんでしたが
車社会になってからは駐車場がないと寄り付けなくなりました。
またスーパーマーケットの出現で買い物そのものの形態が変わったのも
商店街衰退の一因かと思われます。
商店街も何らかの観光化が必要かも知れません。