大塚国際美術館のタイルのインフォメーションフロアには
製作過程やサンプルが展示されているコーナーがあります。
これは奈良キトラ古墳の青龍の壁画を復元したもの。
写真を元にひび割れなども忠実に表現されています。
このように焼き物にする事で2千年は持つといわれています。
何かの拍子で本物が失われても、本物に近い姿で残るというのは価値ある事ですね。
美術作品を焼き物にして残す、という発想はその技術革新があっての話だと思います。
今、流行りのフェイクではあるのですが、
いつかは本物を観てみたい、との夢が芽生えればしめたものではないのかと。
本物にご対面した時の感動も「ひとしお」だと思います。
近くに鳴門の「うずしお」もある事だし・・・。