大塚国際美術館にあるスーラの絵。
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)は後期印象派の画家で、点描画で知られています。
絵の具を混ぜ合わせる事なくキャンバス上で色を視覚的に混合し、
今までにない明るい絵を生み出しました。
近くで見ると今の印刷技術のようにドットで構成されているのがよくわかります。
この絵は「グランジャット島の日曜日の午後」という有名な絵、
本物はシカゴ美術館にあるそうです。
また習作はニューヨークのメトロポリタン美術館に。
焼けるタイルの大きさに限界があるため、どうしても継ぎ目が出るのは否めません。
この写真でも筋が入っているのがわかります。
絵の周囲には点描の額様のものが描かれているのを発見。
世界の名画、こうして見るといろいろ発見があって楽しいです。
金色の額縁も全て再現されていて、
ガイド氏によると教会を再現した際にはその額に金箔を数トン使い、
お値段も数億円かかっているんだとか。
まあ、芸術作品にお金の話は下世話になりますが
一般の人の食いつきはそこが一番よろしいようで。