HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:大塚国際美術館2

入り口を入ると長いエスカレーターで展示フロアーまで昇って行きます。

到着フロアは地下4階、山をくり抜いているのでそういう構造になっているようです。

まず目に飛び込んでくるのがローマはバチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の原寸展示。

これが全部タイルで再現されています。

見ている位置は2階に当たる地下3階から(ややこしい)。

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正面にはミケランジェロの手になる最後の審判
これが全部焼き物というのは驚きです。
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この美術館を設計したのは某有名建築事務所。

館内を巡って感じたのは、美術館自体が芸術的ではないという事。

地下空間という制約はあるのでしょうが、空間自体の感動に乏しいというか、

特に訴えて来るものがないなあという印象です。

ニューヨークにあるMOMA、近代美術館はその点素晴らしいもので、

空間自体、もっと言うと入館者を含めて芸術作品になっていると思えます。

よろしければこちらをど〜ぞ。



私がこの美術館をプロデュースするとしたら

エントランスから一気になると大橋が望める地上階へ。

そこには睡蓮の池とモネのテーマ展示とカフェ。

吹き抜けを介して階下の近現代の作品がちらほらと。

その下の階は中世・ルネッサンス

そのまた下は古代。

最下層の地下4階には物販及びレストラン。

将来的に日本の作品群の増設フロアとしておく。

長大なエスカレーターの道のりには絵画の歴史と本美術館の由緒がわかる演出を。

そんな夢想をするのもまた楽しいものです。